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きっくおふのお知らせ

はじめて「地域通貨」っていうキーワードを知ったのは311の直後でした。

シフォンケーキ屋「ちゃんちき堂」を始めたばかりのあの時、同時にまだまだうつ病の療養もしていたあの時に流れる光景にいてもたってもいられない気持ちになったのを覚えています。
同時に、あの原発事故の結果、創業したばかりのちゃんちき堂を閉めなければいけないんじゃないか。
うつ病の原因になっていた会社にまた戻らなきゃ行けなくなるんじゃないかという恐怖で、さらに病気が悪化して行ったのを覚えています。

そんなぼくがこんな事故が起きないようにできることを考えて考えて(考える時間だけはすっごくあったから)たどり着いたのが、地域通貨というキーワードでした。

ぼくらはお互いの顔がみえて、どんな相手かわかっている相手同士だとそんなにひどいことはしないんじゃないだろうか?お金っていう「どこでも」「どんな時でも」使える便利な、そして「勝手に増殖して行く」価値あるものはみんな欲しいけれど、大きくなって相手から遠くなってしまった時に、この事故のようなことが世界のあちこちで起きているんじゃなかろうか。。。
それなら、ぼくらの想像力の働くような近さ、関係の。
それならそんなことは起きないんじゃないかって思ったのデス。

そして、すべての商品はぼくのシフォンケーキだって時間がたてば価値がなくなっていくのに、お金だけは勝手に増えていく。それって不思議じゃない?っていうことを真剣に考えるキッカケを与えてくれた「こと」でもありました。

それからチキチキ5(リアカー)を引いて街を歩くようになったぼくが時間とともに出会ったのは少しずつ街から人が減っていく風景と、それでもファミレスやコンビニ、そしてチェーン店にはお客さんがいつもいるっていう光景でした。
ぼくという、誰にも声をかけず、その日の気分で、シフォンケーキを積んだリアカーをからころとカウベルを鳴らしながら歩いて行きたいし、生きたい。
そういうことが成り立つためには、街に人が歩いていなければ続けられない。
そのために必要なのは街に個人商店がちゃんとあり続けること、そして街の中でお金が還流していることがとても大切なんだと、一歩一歩確信していきました。

チェーン店が稼いだお金はこの街からその多くが流出していってしまう。
個人商店はその割合が少ない。
そして、この街で成り立っている個人商店の多くは、その街の人の集う場所であること。
人と人をつなぎ、街の人を見守る存在であること。
仲よくしていただいている商店主さんと、道端で会話するその中で、そんなことを何度も何度も確信して行きました。

その想いが、ぼくの中では「地域通貨」という道具に結集して行ったのデス。

始めようとしたその最初の1年目に、挫折を経験しました。
何より、まだ病んでいたぼくの中に「みんなでやりたい」という甘えがあったからだと思います。1人でもやっていくという気持ちがちょっとだけ弱かったんだと思います。

それから、もう一度毎日チキチキ5で街を歩き、そしてちゃんちき堂を続ける中で、練り直し練り直しcafeころんから始まり地域通貨を始めるための5年計画を始めました。
「1人でも続けて行こう」
そう決めて、cafeころんを作ることを決めました。
その結果、マッキーさんをはじめとした多くの方と知り合うことができました。
完成したcafeころんには一緒に作業してくれる人、お金を支援してくれる人、そしてお店を挑戦してくれる人、そこにお客さんとして来てくれる人、そして。。。関わってくれている方は100人、200人という単位ではなくなりました。
おうめシネマ、空堂、クラウドファンドのはじめ方、小さな市たち。
cafeころんのその上に、そして出来あがって行くもののさらに上にみんなと一緒に作りあげて行く中で、たくさんの出会いと仲間になってくれる方が現れるようになりました。

その中で出会ったのがヤナガワファームの柳川さんデス。
ぼくが進めようとしていた「地域通貨」というお金の循環の逆。
「生ごみ」から「たい肥」を生み出し、そこから野菜を作ってという循環を作ろうとしている人。
cafeころんが出来て1年後にこの方に出会ったのは必然だったと思います。

二人で夜な夜な語り合った(結果、次の日になんにも覚えていないという繰り返し)日々があったからこそ、ようやくここまでたどり着いたように思います。
11月11日(土)に、この日が「地域通貨de生ごみ堆肥プロジェクト」のキックオフ的な感じになるように、がんばろって思っています。

「一人でもやる」そう思いつつ、だからこそ、これまでも多くの方に助けていただいて続けてこれた。この先にはまた多くの方と一緒にできるんじゃないかとちょっとワクワクしながら思っています。
もし、何か共感できることがあったら、そしてお時間の都合がつくようでしたら、参加していただけたらうれしいデス。

https://goo.gl/Qtsb4b

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