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水道民営化の話

老朽化した水道設備の刷新に膨大なお金がかかるから水道事業を民営化するって話になったみたい。。。

とてもとてもぼくの生存っていうことであったり、生業の維持っていうことに直結して、しかもそれが脅かされそうな話にぼくには思える。

例えば。。。
ぼくが井戸を持っていて、その使用する権利もあって。
雨水をためて使う権利もあって。
家には水道管が二本来ていて。
その上でその一本が民営化されるっていう話なら話はわかるんだ。
「選べる」から。
そんならいいよ。一本くらい民営化したってネ。
いやなら井戸水使うし。その権利が保障されるなら。

通信が自由化されて、ぼくらはずいぶん携帯電話もネットもお安く使えるようになった。
それは、そこに「競争」があったからだものネ。
電気の自由化がされても、たいした実感を得ることができないのは、電気を配送する送電線は自由化されていないからだものね。
「選べる」
その権利を行使できるのであれば、自由化=民営化だって悪くはないのかもしれない。
でも、うちには水道一本しか来ていないよ。
ほかの国では水道が高いから井戸を掘ったら罰金とられたり、雨水ためたらお金とられたって事例もあるみたいだけど?
民営化することで自由化っていうのは「利用するぼくらが自由にできる」ってことじゃなくて、参入する企業さんが自由にできるってことなんじゃないの?

さらに。。。お水っていうのはぼくの生存にかかわるものだもの。
通信や電気より格段に。
だからこの国では「公共」のインフラなんだと思う。
浄水所の近くに住んでいても、遠くに住んでいても。
集落の中に住んでいても、ぽつんと遠くの一軒家に住んでいても。
みな等しく水を使うことができる。
それが「公共」ってやつじゃないだろうか?

ぼくがまだ小さなころ。国鉄が民営化されてJRになって。
東京はいいよね。イロンナ鉄道会社があるから。
ぼくの生まれた北海道は広いし、人の少ない場所も多くて、さらにJRしかない。
この何十年でどれだけの路線が廃止されただろうか。
これが水道だったらどうなるんだろう?

民営化されて企業が参入するっていうことは、「公共」から「営利」になるってことだ。
企業の考え方や良しあしとかって話じゃなくて「営利」っていうのは「投資して」「効率よく」お金を稼ぎ出す仕組みで、お金をたくさん稼ぐことがよろしくて、赤字はダメな仕組みのことだ。しかも最近は大きくなればなるほど短いスパンで。
でも、それはちゃんちき堂だって同じことで。
みんなに同じ金額で食べてもらいたいってがんばるけど、遠くの人にシフォンを送るときは送料も冷蔵料金もかかるから割高になる。
原材料より安い金額で販売したりはしない。
かかった労務の費用やら、ぼくらが生きていくために必要なお金を稼ぎ出すためにやってるから利益を出すのは当たり前だ。

だから「公共」と「営利」は考え方がそもとも違うんだと思う。
「公共」っていうのは赤字であったとしても、等しくみんなに同じサービスを提供するっていうことだ。
だから、生存にかかわるものであればあるほど、「公共」である必要があるんだと思う。

それを民営化するっていうのは、だから別な理由があるんだろうとぼくは思う。
「公共的」であるべき税金なのに「持たない人から割合をたくさん」「持ってる人からは割合ちょっとだけ」っていう消費税と一緒だと思う。
今、政治を動かしている人たちの身近にぼくはいないんだろう。
そして、熱心にその周りで活動している人達のための政策なんだろうと思う。

せっかく除染した汚染土を放射能の規制値を緩めて全国に埋めなおし、さらに他国のまで引き受けたり。その上水道の民営化。ぼくらはどんな水を選択支のないまま手にすることになるんだろう。
ぼくらが種を採取できなくして、食べ物っていうこれも生存にかかわるものをぐろーばる化し。
ヨーロッパの動きとは反対にえっらい農薬の基準値を緩めてぐろーばる企業の農薬を引き受けて。
そういったことを短時間の審議と強行採決でぼくらが考える間もなく次々と実現する。
マスメディアではほとんど紹介されないような形で。

ぼくの住むこの社会はどんどんぼくにとっては不自由で生きづらくなっていく。
両手に抱えきれないほどの富を抱えて、さらに欲する人たちにとってはとても自由な楽園のような社会になるとともに。

ぼくらより彼らが「政治」という社会を作る仕組みのそばにちゃんといるからなんだろうナ。

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