16 Comments

会社に行ってきました。

昨日は15:00から会社で退職のための事務処理をしてきました。
つい、一カ月ほど前に社長と退職の話をするために会社に行った時よりも、更に自分の病気が軽くなっていることを実感する一日でした。会社に入る時の勝手な緊張感はもうわずかしか感じませんでした。
20分程で退職の処理は終わって、ぼくの最後の部署の部下だった子とようやく話をすることが出来ました。
ずっと話をしたかったんだけど、なかなかそこまでの状態にぼくがなれずに今日になっちゃったけども。。。
彼に、ぼくの病気の話、そして会社を辞めること、これから何をやって行くのかをしっかり伝えました。
最後の方で、彼が。
「なんで教育部に呼んでくれたんですか?」
って質問。
「可能性をすごく感じたのにさ、この会社に入ってずっと作業しかしてなかっただろ。もったいないなぁって思って」
「自分に可能性があるなんて考えたこともありませんでした。ぼくは耳が聞こえないから」
ずっと筆談と口の動きを読みながらの会話です。
そうかぁ、やっぱりそう思ってたんだなぁ。
「耳が聞こえないことは事実だ」
「でも、それを障害と、ハンデって言うことは認識なんだよ」
「君の周囲の人間が、それを障害だと思い、障害があるからこのくらいのことしかできないと決め、気を使う。君はそういうもんだと思い、耳が聞こえないってことを障害なんだと思い込む。そうやって障害は生まれるんだ」
「君は耳が聞こえないから、周囲の雑音が気にならないだろう?仕事に集中できるだろう?」
「こうやって君と会話をする時、字に書いてこうやってコミュニケーションする。ただ、会話だけのミーティングで伝わったつもりでどれだけの誤解や、物忘れが生まれていることか。君がいるからこうやって書くコミュニケーションが生まれて、認識を確認して、しっかりと覚えられる。この会社がそれをホントに認識した時には、君がいることがこの会社の強みにさえなるんだ」
「そう思っていたぼくには君の耳が聞こえないっていう事実は、すごい個性に思えた。なのに、君自身も、周囲もそれをハンデとして認識しているように見えて、なんてもったいないことをって思ったんだよ」
「そんな風に考えたことがありませんでした」
「そう、思い込んでいたからね。」
「それに、他の人間に出来て、君に出来ないことはあるかい?典型的だなって思ったけど、場所の予約。他の人は電話でしていて、君は電話が出来ないからその仕事はさせてもらってなかった。でも、予約出来なかったのかい?」
「出来ました」
「だよね、実際に行って予約すれば出来たんだから」
「人それぞれ仕事を果たすための手段なんて、それぞれでいい。達成できればいいんだから。君に出来ないことなんてない。思い込んでるだけなんだよ」
「ちょっとわかります。この部署に来て、ちょっと自分が変われた気がします」
「そのちょっとで、これからも行こうよ」
そうして、握手しました。
彼に、このメッセージを伝えられてよかった。ホントによかったと思った。
その後も何人かの社員につかまって、イロンナ事実や、文句や、励ましや、様々なメッセージをもらいました。
最後は社長となんでか会議室で1時間半。
2時間半も会社にいたよ~。最高記録更新です。
月曜日が最後なので、朝礼に出て、そこで最後の挨拶をさせてもらうことになりました。辞める人間が挨拶なんて今までなかった気がするけど、伝えたい言葉はあるから甘えさせてもらおう。
円満に辞めれることに感謝。
そして、やっぱりぼくは随分タクサンの大事なことをこの会社の社員達に教えてもらってきたんだなぁ。

16 thoughts on “会社に行ってきました。

  1. SECRET: 0
    PASS:
    すべて 時が満ちて 行動に移っているように感じますね。すこしも 無理に行動していないというか。とってもいい感じで 風に乗っているんだね。
    そうだ、シフォン 完璧でした!あとで アップするつもりよ~~

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >さくこたさん
    月曜日の朝礼が最後の場になります。なんだかイロンナ気持ちが入り混じっちゃって。
    でも、伝えたいことを伝えられて昨日はよかったです。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    >leonsmamaさん
    なんか一つ一つのことがちゃんと出来たなぁって感じがします。昨日は行ってよかった!
    完璧?ホントですか?
    もんのすごくうれしい!

  4. SECRET: 0
    PASS:
    会社を休職するときはどうなるんだろと、
    心配だったけど~
    てつさんらしく、きちんと退職することができて、
    私も嬉しく思います。
    貴女がどんなに会社を愛していたか、
    少しはわかってるつもりだったので・・
    ホントに良かった。
    社員の方に最後の挨拶も出来るんですね。
    良かったね。てつさん。

  5. SECRET: 0
    PASS:
    てつさんおつかれさまでした~。
    この結論に辿り着くまでのたくさんの想いもふくめて本当に。
    この部下の方のこと、ずっと心の中にありました。お話しできてよかったですね。
    誰にとっても職場でその対価を得るのは容易なことではないけれど、必要以上に難しく捉えずに、捉えさせずにある環境であって欲しいですね。

  6. SECRET: 0
    PASS:
    >雪ん子さん
    彼が一人立ちするまで一緒に居られなかったので、伝えたいメッセージだったんですけど、ちゃんと伝えられてよかった。
    もう一つ、社員に伝えたいことは月曜日にちゃんと伝えてきます。

  7. SECRET: 0
    PASS:
    >エミルークさん
    ホントはもうちょっと一緒に居たかったんですが。自分で決めたことだものな。だから一番伝えたかったことを伝える機会があってよかったです。
    月曜日に社員に伝えたかったことを喋れれば、それで満足できる気がします。

  8. SECRET: 0
    PASS:
    障害って周りの人が作ってるような気がしますよね。
    うちの学校にはいわゆる「障がい者」の子がたくさんいましたけど、腕がなくたって跳び箱飛べてたし、私は五体満足でもできない事たくさんあったし。
    ウルちゃんが色弱、私が弱視ですけど、二人ともそれぞれちゃんと工夫して考えれば、大抵の事はできますもん♪
    伝えたかったことが伝えられてよかったo(^-^)o

  9. SECRET: 0
    PASS:
    いろいろな思いが、また押し寄せるかも…
    でも、今のてつさんなら大丈夫だね。
    ちゃんと、しっかり前に進み始めたね。
    障害じゃなくて、個性なんだよね。
    五体満足が完璧な人間じゃないもん。
    むしろ完璧な人間なんていない。
    良かったね。
    てつさん。
    シフォンありがとう。
    美味しかった。
    深い味だった。
    てつさんの、いろいろな思いが詰まってる味。

  10. SECRET: 0
    PASS:
    最初にこの記事を読んだとき、涙が止まらなくなってしまいました。
    でも、言いたかったこと、伝えたかったことを、きちんと伝えることができて、よかったですね。
    届いたシフォンは、月曜日に会社へ持って行って、みんなでいただきます!!

  11. SECRET: 0
    PASS:
    私は視覚障害です。
    障害と生きていくとは、こういうことですね。
    障害があるから不便なだけ。そこまでの心境に行き着くのには大変時間がかかります。
    でも、そのてつさんとの出会いで、きっと彼は実感できたでしょうね。

  12. SECRET: 0
    PASS:
    >リカバー・キティさん
    それぞれ得意不得意があって、ただそれだけのことだと思うんですけどね~。でも、それが「キレイゴト」って言われる瞬間もあるんだろうなって思いつつ。
    でも、事実だと思うんですよね。

  13. SECRET: 0
    PASS:
    >あすみさん
    だからイロンナ事を出来る人間がたくさんいるんだと思うんですけどね~。
    昨日は奥さんと晩酌してました。しみじみと!
    シフォンありがとうございます。自信持って焼いていこ~。

  14. SECRET: 0
    PASS:
    >らるざさん
    それが「キレイゴト」って言われる瞬間もあると思うんです。でも「キレイ」とか「汚い」じゃなくて、「事実」だと思うんです。
    だから伝えたかったんだ~。
    みんなで!ドキドキしてきたぁ。

  15. SECRET: 0
    PASS:
    >ねこさん
    時間がかかる。。。そうですよね。だからもうちょっと仕事を一緒にしたかった。
    出来ないことがあるから出来ることはあるんだし、隣人と同じように出来ないから、違う方法を見つけられる。
    その可能性を持っているだけだって。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>