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福島の友人に会いに①

21日(木)の朝5:30に家を出ました。
先週、母校のある都留に一緒に行った先輩の運転で青梅ICから福島を目指します。
カメラを持って行こうかと思ったけど、なんとなくやめました。なので文章だけだけど。
7:30頃に宇都宮のSAについて朝ごはん。
当然宇都宮餃子!
SAの中で宇都宮餃子が食べれるところがあったのでぼくは野菜餃子を頼みました。
食べてみると。。。ま、美味しいか?でも普通かも。タブンちゃんとお店で食べたらうまいんだろうなぁ。カウンターには一冊の雑記帳がおいてありました。その中には多くの被災地にボランティアに駈けつける人のメモが残っていました。
さて、再度出発。
しばらく走って残りが150kmくらいになったところで運転手交代です。
教習所の高速教習以来だぁ。
トラックやらトレーラーやらが多いんですよね。特にタンクローリーが前にくると
「なんか爆発するんじゃない?」
ということで抜きにかかります。
でも、怖いのでもともとものすごい車間距離を開けているのでなかなかおいつか~ん。その間に後ろから車がこないかドキドキ。ようやっと抜いて、左にウインカー出して
「ふぅぅ」
つ、疲れる。。。抜くの。。。
なんて繰り返しているうちに福島に入りました。そして、福島西ICで降りてカーナビの示す友人宅へ。
なんやらかんやらあって、地元のスーパーマーケットで友人と再会しました。
こいつ、ちょっと太った気がするぞ。。。タイでおいしい物食いまくったな。
彼は小学校の先生なんですけど、3年間タイの日本人学校に赴任していて震災後の3月17日に日本に帰ってきたんです。ずっとタイにいると思っていたら安心していたのに帰ってきたんかぁ。ということで、久しぶりに会いにきたんです。
「じゃあ、うち寄ってく?」
「スーパーよろうよ」
と先輩。
「なしてスーパー?」
「みたいじゃん、なんかスーパーって」
「そう?」
ま、なんも予定がないのでスーパーへ。
先輩は、今は会社を辞めて農家チックなことをしているので野菜の目利きが出来るんだな。
「お~、よい人参だねぇ」
「お~、これもよい」
東京のスーパーでは全く見ない福島さんの野菜が並んでいました。よく農協とかでもみるように「誰誰が作りました」って農家さんの写真入りで。
「なるべくさ」
と友人。
「福島県産は買わないようにしているんだ。でも、食わないと生きていけないから」
「安いよね?」
「うん」
ズイブン安い価格で陳列されている福島の野菜が、そこにはありました。
東京ではぼくらはどこの地方の野菜かを選んで帰る。というか原発事故後、福島の野菜は売ってさえいない。そして、ぼくらの目にしたスーパーには福島の野菜が売っていました。
来る途中の風景でものどかな田園風景がずっと続いていました。田んぼには稲が実り、そして畑にはイロンナ種類の野菜が実っていました。のどかな光景です。
それから家に行きました。
奥さんには初めてお会いして、子どもたちにも。
コーヒーをごちそうになりながら学生時代の話を。
「こいつは、いっつも地雷を踏むやつで」
「えぇ、そうなんですか」
「今はそんな感じじゃないの?」
「なんかいつも先のことよく考えてて」
「へ~、信じられん」
「どんな事件があったんですが?」
「例えば~」
と旦那を魚に奥さんに昔話を教えてあげました。
「ホントにこんな汚れたところにわざわざ来てくれて、それがうれしいです」
「友人ですから」
笑ってそう答えました。
自分の住んでいるところをそう表現すること。そして、ぼくらは友人を訪ねに来ただけだけど、それがとても特殊なことであること、だからそれをうれしく感じること。その一つ一つが今の環境を語っているとぼくは思った。
「漁師さんも大変だけど、農家も大変で」
「うん」
「モモがとってもおいしいんです。でも、今年は諦めないと」
「作ってないんですか?」
「作っていますよ。出荷できるかどうかわからないけど、でも作っています。作らないと田んぼも畑もダメになっちゃうから。もしかしたら出荷出来るかもしれないし。。。」
その後に、出荷しても売れるかどうかわからないけれどと言葉が聞こえてきたような気がしました。
毎年、毎年普通に大事に守ってきた田畑。そして美味しそうに今年も実る食物。そして、それは丹精込めて作るからおいしそうに実る。それをもしかすると自分の手で廃棄しなければいけないかもしれない。そして、「暫定基準値」以下だからと出荷しても、それは流通されないかもしれない。
そして、東京では出会わないそうした野菜は地元の福島で流通しているのかもしれない。
ぼくには「暫定基準値」の可否はわからない。放射能の影響はわからない。大丈夫なのかもしれないし、大丈夫じゃないのかもしれない。
でも、わかることもある。感じることもある。
丹精込めて作った食物は「誰かに食べて欲しいから」作られるものだ。作ったものを自分で廃棄しなきゃいけないなんて、その仕事に従事した人にしかわからない哀しさがあるだろう。それを仕事とすることに。例え保障があったとしても。
「暫定基準値」を超えていなければ、出荷しなければ生活が成り立たない。
出荷した食物が流通に乗らない、買いたたかれれば生活は苦しくなる一方だろう。そして、丹精込めて作った食物が買いたたかれる心境を想像してしまう。
福島で作られたものは福島で消費される。通常なら地産地消はとてもよいことに思える。
でも、ぼくらは「産地を選べ」、「産地を選べない」人がいる。
強い言葉を使わないで、ただ表現してもそういうことだ。
ぼくらには想像力が必要なんだと思う。
どういう行動ということではなく、想像すること。牛も豚も野菜もなにもかも。それがどのように生産され、どのように流通しているのか。その事実を想像してみることがぼくらには必要なのだと思った。
友人宅を1時間程で辞して、それから三人で出かけました。
夜の宿は飯坂温泉。それまで
「なにする?」
と友人。
「なんも考えてないよ」
とぼくら。
「案内してよ」
「どこを?」
「なんかいい感じで観光しようよ」
「う~む」
とりあえず、昼ごはんを食べにお勧めの店に車を走らせます。
途中で
「あれ?何してんだろ」
と友人。
「ん?」
「もう、夏休みなんだけどなぁ」
視線の先には小学生が数人歩いていました。
普通の光景でしょう。子ども達がどこかに遊びに行くだろう。でも、小学校の先生の彼にはそれがいけないことに映る。
「そうかぁ」
「なんとなく人が少ないだろ」
「まあなぁ」
福島市内だけど歩いている人は少ないらしい。特に子ども達は。
でも、たまに出会う。半そで短パンの普通の夏休みの子ども達。
少ないことは普通じゃなく、普通の光景をみて心配する先生。
それも福島の今だ。
「夏休みに入ったから校庭も表面削って一斉に除染だよ」
「そうかぁ、削った土は?」
「引き取り先がないから隅にブルーシートかけて置いておく」
引き取り手がない土ってなぁ。そして、そんな土が子ども達のすぐ横においてあるんだなぁ。
「今はようやく修理が終わって体育館が使えるようになったけどね。行事は全部中止だよ。運動会もさ。もちろんプールも。一度屋内プールに連れてったけど、何度も連れて行けないしね」
「子ども達には、その年一回しかないことなのにな。夏休みもさ」
そんな先輩の言葉。
「そうだなぁ」
昼ごはんを食べて、二本松にある霞ヶ城に観光に行きました。
戊辰戦争の時に合津に藩士が出兵した後に攻めてきた官軍と、白虎隊より若い少年隊が戦ったそうです。その像が立っていました。誰もいない城跡を3人で巡りました。途中で一組の老夫婦と出会いました。そして、公園を整備する数人のおじさん。
小高い丘の上に広がる城跡で、きれいな庭園の広がる城跡でした。
そして、その後飯坂温泉に向かいました。
続く。
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2 thoughts on “福島の友人に会いに①

  1. SECRET: 0
    PASS:
    宇都宮のSAで休憩されたのですね!!
    今までになく至近距離にってということで(^_^)v
    餃子はSAで食べてはいけませんよ(^~^)
    次は是非、町中で(^-^)/

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