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福島の友人に会いに②

飯坂温泉は伊勢谷さんという旅館に泊まりました。
「お城のような」って書いてあったから予約しちゃったんですよね。ものすごくオープンな旅館で。
「夕飯は何時頃にしますか?」
「6時くらいで」
「なにかお飲みになりますか?」
「何がありますか?」
「好きなもの買ってきた方がいいですよ~。その方が安いから」
「え?いいんですか?」
なんつ~、オープンな。
外湯に入るついでに買出しに出かけました。
伊勢谷さんにも南相馬からの非難されている方と福井県警の方が泊まっていました。
今月いっぱいはいらっしゃるそうで、その後仮設に移られそうだとのこと。飯坂温泉全体にも避難されている方の看板が幾つも立っていました。そして機動隊や警察の方々。
仮設に移られるのなら、それがよいんでしょうけどもそこからは自立した生活が始まる。仕事は見つかったんだろうか。
「なかなかなぁ」
と友人。
「うちの奥さんも仕事探しているけど、やっぱり先に避難されている方だけど、それでもなかなか難しいよ」
そうかぁ。
飯坂温泉の外湯は熱いんです!
まずは42度のお湯に。
「気持ちい~」
次は44度のお湯に
「い、痛い!熱い!」
毛穴がぴりぴりする~。出てきたらなんだかゆでダコのようにまっかになっちゃいました。
「次どうする?」
と頂いた近場の地図をのぞきこむと。。。42度は☆1つ、44度は☆2つ。そして☆☆☆の温泉が。。。いや、熱い順らしいです。
「そりゃ、☆☆☆だろ」
「せっかく来たんだからなぁ」
と、☆☆☆の温泉へ。
「今何度ですか?」
と番台のお姉さんに聞いたら見に行ってくれて
「46度だね~」
きたー!MAX値!そりゃ入らねば。
うりゃ!って入ってみるとピリピリするけどん?慣れたか?そんなんでもないぞ?さっきの44度とおんなじくらい。
常連のおじいちゃんに
「毎日きてるんですか?」
「毎日入ってるよ、でもそんなに熱くないな、ここは」
「え~」
いや、熱いけどそんなんでもないの?でも、温度計をみると46度。
「あぁ、その湧きだし口で測ってるからな。そこは熱いよ」
え?
とりあえず、行ってみました。湧き出し口
「あちい!」
その瞬間押されて(先輩に)全開湧き出し口!
熱かったぁ。。。毛穴という毛穴が開いて、そこから熱湯が沁みてくる感じ。。。どんな罰ゲームだ。。。
お酒を買って帰ったらちょうどご飯でした。
「お客さんはどこから?」
「二人は東京です。友人訪ねてきたんです」
「ボランティアだねぇ」
「え、遊びに来たんですよ」
「それがボランティアだよ。うれしいよね」
と友人の方を見て仲居さん。
「うれしいですよ」
そうかぁ。ただ、来ただけさ。訪ねに、ついでに観光しにさ。
でも、観光客は全然いないのね。ぼくらともう一組にしか出会わなかった。
夕飯を食べながら昔話に花が咲きます。そして、近況報告。3年ぶりだったけどお互いにイロイロあった。そして、イロイロあったけど、お互いに変わってないなぁ。そして、昔話。一人じゃ思い出さないことも3人いると思いだす。むちゃしたことも、めちゃくちゃだけど楽しかった日々の話。
そのうちビールがなくなって、もう一度買出しに出ました。
ぼくは下駄を履いて出たけど、カラコロカラコロと言う音がずっと飯坂温泉の街に響きます。誰ともすれ違わない。誰も歩いていないネオンだけが明るい路地を歩きます。居酒屋もラーメン屋さんもスナックもみんなしんとしている。
「寂しいなぁ」
と友人。
確かにね。なかなか旅行の選択肢に入らないよね。危ないか危なくないかわからないもの。
これがこれから何年続くんだろう。
避難されている方々が仮設に入られたら、その方の分出ていた補助も旅館には入らなくなるのかしら。
どうやって商売を続けて行けるのかしら。
ズイブンきれいな温泉街だよ。外湯もたくさんあって。
ここにも一件一件の商売があり、そして生活がある。
事故のさ、損害は何十兆円とか言うでしょう?報道で。そして、よく見かけるよそんな話。
ぼくは思う。そんな風にくくるだけじゃいけない。
ここのスナックは今日は誰もお客さんきませんでした。ここの旅館は今日は何人でした。被害や損害はただ、金額で表すだけじゃなくて、そうやって毎日毎日の記録があるんじゃないだろうか。そうやってもし、書かれた記録があったら。それはイッタイどれだけの厚さになる記録なんだろうか。
読んでごらんよ。その記録を。一人一人の生活を。一人一人の経済活動を。感情を。
そんなところからぼくらはイロンナ事を考えなきゃいけないんじゃないのかしらん?
統計上の記録だけじゃなくてさ。そこには生活があり、生活の数だけ様々な記録があるんじゃないかしらん?
「明日どうする?」
「ん~、昼頃に出れればいいから、なんかどっか行こうよ」
「どこに?」
「まかせた」
そして、また昔話に花を咲かせながら寝ました。
続く。
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4 thoughts on “福島の友人に会いに②

  1. SECRET: 0
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    昔懐かしいお話もできて楽しい時間を過ごせましたか?私の親戚も災害支援団体NPOを作って福島に行っています。土日はボランティアさんが沢山、来てくれてるみたいなのですが平日に人手が足りないそうなので平日限定で行っていますよ。色んな話を聞きました。辛くても明るく懸命にやってる人たちがいるってこと。とても暖かい人たちがってこと。私も一緒に行きたいと思ったけど持病が出て迷惑かけたらって思うと踏み止まってしまいます。
    46℃の温泉、スゴいですね!!てつさん、よく入れましたね~すげぇー(^-^)b運転ご苦労様でした!ゆっくり休んでくださいね♪

  2. SECRET: 0
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    一応はじめましてですね笑
    私も全くその通りと考えます
    大きな支援も必要でしょう
    でもまずは 一人一人が生活する これが基本であり この積み重ねが復興につながると思います
    私達は大きな支援はできませんが 遊びに行く 東北のものを買う  など こちらも一人一人が積み重ねていくべきだろうと考えます
    福島には素晴らしいスキー場があります
    今年はキテイのヘルニアの世話で 一度もスキー行けませんが 来年は是非行きたいと思います

  3. SECRET: 0
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    >エミさん
    昔を思い出して、なんだかおじさん3人なのに学生に戻った気分になりました。その勢いでばかなことばっかりして、楽しかったです。
    そして、自分の目で見て、感じたこと。
    自分にできることをまた考えて行きたいです。
    ぼくも、連続ボランティアはまだ怖いもんなぁ。
    46度はゆだってます!

  4. SECRET: 0
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    >ツイン チューブさん
    誰かと思った!初めまして~?
    一人一人の生活が積み重なって町になって、更に大きくなって。その一つ一つにできることを考えていきたいです。毎日、少しずつでも。
    スキーですか!
    ぼくも行きたいなぁ。20年はやってない気がします。
    そうかぁ。内地でも出来るんですよね。福島でできるんだぁ。

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