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ヤナガワファームの野菜直売所構想スタート!

ヤナガワファームさんから

「野菜直売所作りたいんすよ」

そんな話をきいたのは今年の春頃。まだ肌寒い季節。関忠で二人で始めて呑んだ日だった。

その日はぼくの地域通貨構想も聞いてもらって、すごい盛り上がっちゃって、若干ふらふらになりながら。そして次の日は二人とも二日酔いでの仕事になるような。でも、とてもとてもたくさんのことを話し合えた日だった。

その中で柳川さんが言ってたんだ。

「有機農の野菜は自分で売らないといけないのデス」

と。

他の農家さんと同じ規格や重さ単位で値段が決められてしまうと有機農家はやっていけない。どうしても手間がかかる分、少し高いものになってしまう。

いや、手間がかかっていいものだから高くなるのは当たり前だよね。

でも、だから既存の販売ルートにはなかなか乗りにくいんだそうだ。

「この形、この長さ、この重さじゃなきゃダメ」

「で、これでいくら」

それが決められてしまって、味だったり作り方のこだわりだったりには値段がつけられない販売ルートには確かにのせられないよね。

 

「でも、有機野菜を使いたいっていうレストランとかたくさんあるんじゃないんです?」

「まぁ、そうなんですが。。。」

一人で畑を耕し、面倒を見て、収穫をして。

そして営業をして。

開拓できたら配達であちこち回る。

それはさ~、無理だよね。

 

人の商売のことだからあんまり書けないけれど、だから柳川さんの野菜の下ろし先は大口で、でも適正価格で買ってくれる都内の何箇所かがメイン。

「ホントは青梅でもっと売りたいんですけどね~」

青梅には大口でそういう風に買ってくれる場所がなかなかないそうだ。

「だから直売所作りたいんですよ」

直売所なら、そこにどーんと卸しておけば買いたいレストランも市民の人もこぞって買いにこれる。なるほど。。。

 

直売所を作りたい理由はもう一つ。

「1人で1つの畑を耕すより、3人で3つの畑を耕す方が効率的だし、多品種ができるんですよ」

直感的にそりゃそうだって思う。これは。

「でも、そのためにはこれから就農したいっていう方の販売ルートも確保してあげないと生活できないから」

なるほど。。。

 

東京都に専業で有機農家として就農したのは2組だけだそうだ。柳川さんはその一人。新しいことをはじめたからこそ、その新しい環境の難しさも知っているんだろうって思う。

遠い遠い国からたくさんのエネルギーを使ってやってくる食物。でも、なぜか破格に安い食物。

決められた形じゃないと売れない食物。

でも、ぼくらが食べたいのは適正な価格で安心でおいしい食物なんだよネ。

できればそのお金が地域で循環して、ぼくらを豊かにしてくれて、だからこそ「適正価格」でぼくらが買えるようになる。そんな仕組みにのっかってる食物なんだよネ。

「なんかやりたいですね!」

そう言って別れたんだ。その時は。

 

でねでね。

空堂が始まった。

空堂のカレー。「カレー日和」の野菜は実はヤナガワファームの野菜を使わせてもらっている。今度、「青梅ラヴィリンス」のカレーにも使われる予定なの。

萬金堂さんっていう「10年続いた」「幻の」「面白いお母さんの」カレー屋さんの後を継いで、素人たちが営業して食べていくには自分達のカレーの周囲にたくさんの物語を作っていく必要があるだろうなぁ。そう思ってお願いしたんだ。

その第二段がネ。はじまるの。26日(月)から!

空堂がやっている日、時間には、その隣にヤナガワファームさんの無人野菜販売所が開かれることになったのだ。

このカレーはこのお野菜使って出来てるんですヨ。って。

それは小さな、そして無人の慎ましい。。。でも、直売所。

ヤナガワさんの野菜は1kg=200円。

この無人販売所ではその野菜が250円で販売される。

この50円は空堂のこの場所がみんなにとってもっといやすいようにするためのテーブルを作ったり椅子を作ったり。そんなことに使われるかもしれない。

そして、この50円のいくばくかは。。。いつか作られる「直売所」のために積み立てられるのデス。

 

どうかなぁ。。。

ぼくはちょっとステキな感じがして。

誰かが、このへんてこな、そしてちょっとおんぼろの無人販売所に立ち寄ってくれて。

誰かが250円でお野菜を買ってくれたら。

そのうちの200円はヤナガワファームさんに巡って、毎日の美味しいお野菜になってぼくらの元に帰ってくる。

そして、50円はいつかこの青梅で、もっとたくさんのみんなが有機野菜を適正な価格で買える。そんな場所作りのための応援!として蓄積されるの。

 

そして、また、ヤナガワファームがある青梅の一大農場地は、青梅インターが近いことから物流拠点に、そして工場の誘致をってことが昔から進められてきている場所でもあるんだよね。そうやって大手を誘致して町の財政を潤わせる。。。

多くの自治体がそれに挑戦している。

でも、自治体の数ほど、そんな企業はないんだよ。

幾つかの工場がやってくる。

でも、景気が悪くなれば、どっかに行ってしまう。

別にどこでもいいからだよね。

 

そんなことより、東京都有数のこの農地が青梅にあることを大切にすること。そして守っていくこと。

だから、青梅の人が柳川さんの作る野菜を食べられる直売所が出来たらどうなるかな?毎日の食卓にのぼる、その辺のお野菜とはやっぱりちょっと違うこの野菜達。

それを作っている柳川さんの声は少し大きなものになると思う。

青梅の消費者の声を背景に。

そして、そんな循環の中で、ぼくらはこの青梅にある貴重な財産を守れるんじゃないか。

そう思って、この小さな取り組みを始めることにしたんだ。

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