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自分が使う電力会社を選べるようにしよう!の署名を提出してきました

今日は「自分が使う電力会社を選べるようにしよう!」の提出日。

野田さんに直接渡したかったけれど、総理官邸にかけたら内閣府に回されて、内閣総理大臣の「請願」の受付の方とアポを取りました。
実際には内閣府 大臣官房総務課というところです。

ん~、まぁたくさんの意見が1億2千万人から届けられるんだろうから直接渡せないのはしょうがないとして、「請願」って。請い願うですか?ぼく主権者なんだけどな。ぼくらが選んだ人が選んだ人に「請願」ってなぁ。と思いつつ。今日の15:00のアポ。

東京駅を降りて時間がないので丸ノ内線で行こうと思ったら、なんと東京駅の改札が全部電気落ちてて使えない。窓口に列。
え~、時間ないよ!って思ったら
「通って下さ~い」
と駅員さん。

通ったけどさ。。。丸ノ内線でやっぱり同様の列。
「最寄駅でいいで~す」
ということで霞が関へ。

青梅から来たぼくにはこのビル群!どこが内閣府さ。。。
厳戒態勢らしく、警察官の方もSPの方もたくさんいたのであっちこっちで
「内閣府ってどこっすか?」
と聞きながら(警察官の方も、SPと思われる感じの方もみんな親切に教えて下さいました)ようやくつきました。内閣府。

警備室で
「すみませ~ん」
「はい」
「久保田ですけど通っていいですか?」
「はぁ?」
「え?」
「なんですか?」
「3時にアポもらってる久保田ですけど」
紙をぱらぱら。無線でやりとり。
「あ、あぁ、どうぞ」
ってIDカードもらって入りました。

ジーパンで登山用ザック背負って一人で来る人は少ないんだな。。。タブン。
すぐに会議室に通されました。

そこには大臣官房総務課の調査役というおじさんと若手の方が2人。
「あ~、どうも」
「お待ちしていました」
と名刺を出そうとする調査役の方。
「あ、ぼく名刺ないんで」
「あ、そうですか」
「あ、でも、お店のカードがあるんで」
「え?」
「ぼくシフォン屋さんなんです」
「はぁ」
ということで、名刺とショップカードの交換をしました。

「どうぞ、お座り下さい」
普通の会議テーブル4つ分くらいの距離を挟んで椅子をすすめられました。遠いな。。。
「では、署名の方を」
「あ、その前に」
と言ってシフォンのピースを2個差しだしました。
「これは?」
「今日の署名の趣旨をお伝えするためには、まずぼくの焼いたシフォンを食べてもらおうと思って持ってきました」
「え、いやそれは」
「やっぱダメですか?」
「受け取れない規則なんです」
「え~、でも、青梅から持ってきたんですよ」
「お気持ちはありがたいんですが、規則が。。。」
「じゃ、お金払ってくれてもいいですよ。領収書切りましょうか?」
「あ、いや、財布がないので」
むぅ。。。予想通りだけど、ホント厳しいのね。しょうがない。
「わかりました、じゃあ、シフォンを見ながら聞いて下さい」
「はい」

「ぼくはシフォンを焼いています。食べていただける方にはケッコウ喜んでいただけていると思っているんです。優しい味がするって言ってくれる方もいます」
「はい」
「でも、まだ始めたばかりでお金ないんで普通に売ってる電子レンジのオーブン機能を使って焼いているんです」
「はい」
「そんな中、震災があって、原発事故がありました。そこで今も多くの方が避難され、それ以上にたくさんの人が苦しい思いをしている現実を見てしまいました」
「そうですね」
「ぼくの焼いているシフォンが、そんな被害をもたらすような電気を使っていたなんていうのが苦しくって、そんな電気を使って人に喜んでもらえるシフォンがホントに焼けるんだろうかって思って」
「はい」
「それで始めたのがこの署名なんです」
「そうでしたか」

調査役のおじさんはぼくの目を見て、一つ一つうなずきながら話を聞いて下さいました。

「それがこの署名です。1900人の方が署名して下さいました。趣旨についても印刷してもってきたので、ぼくが説明するよりも読んでもらった方が早いと思います。読んでいただいていいですか?」

調査役のおじさんにWebの趣旨文を渡して読んでもらいました。
1行1行指で確認しながら読んでくれました。
「ではこれで承ります」
「ありがとうございます。2つほどお話ししてよいですか?」
「はい」
「1つは、ぼくは今回個人としてこの署名活動を行いました。ぼくは心の病気を患っていて、この署名を始めた時は外出もままなりませんでした。なのでWeb上で一人で集めた署名です」
「はい」
「このような病気で動けない人間でもこれだけの方が署名して下さる。世の中にこんな声が大きくなってきているからではないかと思います。その点も受け取っていただきたいんです」
「わかりました」
「もう一つは、この原発を争点にして、日本中でたくさんの対立が生じていると思うんです。」
「はい」
「テレビの映像でも、新聞でもイロイロなところでそんな光景を目にしますよね」
「はい」
「ぼくは病気のせいもあるんでしょうが、それを見るのがとても苦しいんです」
「なるほど」
「そんな対立に対して、その一方が政府ではなく、その対立を解消するように動く政府であっていただきたい。とてもそう思うんです。」
「はい」

こんな流暢ではなかったですが、この2点を趣旨に+してお伝えしました。

「それで、この署名を野田さんは読んでいただけるんですね?」
「それは私どもにはわかりません」
「え?」
「私どもは請願法に基づいてこのような陳情を受け付ける窓口なので、そこはわかりません」
請願とか陳情って言葉がものすごくカチンときたけど、我慢して
「読んでいただけるかわからないってことですか?」
「いや、そうではなく、私どもは請願法に従い受け付けるだけで」
「はぁ」
「毎日たくさんの電話や手紙やこのような署名がくるので、それに全部応えるわけにはいかないのです」
「ぼくは読んで欲しいと言っているんです。民主主義的にもこの署名に政府が応えてくれるとは思いません。それにはもっと様々な形も必要でしょうし、手順を踏まなければいけないと思います。ですからまず、読んで欲しいんです。読んでくれたかどうかの確認をしたいのです」
「それは私たちの役目ではなく、私たちは次の部署にこれを回すのが役目なのでそれは出来ません。窓口なので」
「ぼくの理解では一般に窓口というのは受け付けるだけではなく、受付けた意見がどうなったかまでを対応していただけると思いますが」
「それは請願法に則って処理しております」
「でも、野田さんが読んだかどうかはぼくはわからないんですね」
「そうです」
なるほど。これが官僚の言葉ってやつなんだなぁ。もう、コミュニケーション不全のいらつきが腸が痛くなっちゃいました。
「では、別な角度からお話しします」
「そろそろ時間が」
「そうですね。でも、聞いて下さい」
「はい」
「ぼくは1年間この署名活動をしてきました。決して短い時間ではありません。1900人の方が署名して下さいました。それ以上に応援してくれた方もいらっしゃいます。ぼくはその方々に対して責任があるんです。そちらには関係ないことと思います。でも、気持ちはわかっていただけないでしょうか」
「わかります」
「だから読んでいただきたいのです。ぼくは1年かけました。趣旨文だけなら3分もかからずに読めると思います」
「では、その旨メモをつけて回させていただきます」
ん~。
「どんな階層なんですか?」
「は?」
「野田さんの手元に行くまでに後、何階層あるんですか?」
「次の部署だけです」
「では、そこで取捨選択されるということですか?」
「それはわかりません」
「先程たくさんの請願があるっておっしゃってました。それが全部忙しい首相のところに行って目を通してもらえるとは思いませんが?」
「わかりかねます」
「次の部署の方の采配で決まるんだろうなぁ」
「いや、それは。もう時間なので」
ん~。

「あの、では最後にいいですか?」
「はい。」
「今日、お会いできてよかったです。あなたはぼくの目を見て、ぼくの言葉をしっかりと聞いていただいたように思います。とてもお会いできてよかった」
「ありがとうございます」
「でも、ぼくの中の官僚の方というイメージは報道されている不祥事やらなんやらで決してよいものではないのです」
「はい」
「だから、ぼくは目の前のお会いできたあなたにお願いするしかありません。請願法のこともお仕事のやり方のこともよくわかりました。でも、ぼくは読んでいただきたいんです。だから次の方にそのことをあなたから伝えて欲しいのです」
「わかりました。伝えます。その旨メモもつけて回します」
「わかりました。よろしくお願いします」

このような形で内閣府を出ました。

帰りは経済産業省前のテント村によって、持ってきたシフォンを差し入れてきました。


みなさんおいしく食べてくれました。

お会いできた方はよい方だったと思います。
このような対応に慣れているということもあるんでしょうが。。。
でも、大きな大きな壁を感じました。

この署名の扱われ方というよりも、ぼくらの日常から乖離したこの空間の中の仕事。その方法。その論理。文化。
ここは異次元です。ぼくにとって。
ぼくの知っている日本という国の経験、イメージと、この空間はあまりにも違う。
こんなにも違う空間でぼくらの日常にまで関わる様々なことが行われている。そのことに恐れを覚えました。

この署名はこれで終わってはいけないんだな。そう思いました。
ここで終わっては出したという自己満足にしかならないのだなと思います。
署名していただいた1900名の方々に対する責任も、自分の実現したい未来像のためにも、ぼくは次のことを考えて、そして行動しなきゃと。したいと、とても思います。

この1年間、応援して下さった方々。ありがとうございました。
署名して下さった方々。ありがとうございました。
今日のぼくの精一杯。
精一杯で渡してきました。

でも、署名してくださったことを活かして行けるよう。次に進みたいと思います。
必ずです。

14 thoughts on “自分が使う電力会社を選べるようにしよう!の署名を提出してきました

  1. SECRET: 0
    PASS:
    あぁぁぁ、読んでるだけでイライラしちゃう!
    そうなんですよね~それぞれ(末端の人達)は悪い人ばかりじゃないと思うんですよ。
    いろんな訳のわからない(これが大問題)くだらない縛りが諸悪の根源なんだなと。
    次元が違うけど、マイキャンくんの引取りの時にそう感じました。
    命がかかってるのに規則もへったくれもないでしょう?
    って訳にいかない仕組みなんだろうな~って。
    シフォン、無駄にならずに食べてもらえてよかった。
    その人も食べてくれたら違ったかもしれないのに、それも許されない仕組みってどうなんだろう。
    お隣の国を危ない危ないと言う前に、自分の国が危ないとは思わないんだろうな~。

  2. SECRET: 0
    PASS:
    コメント書こうかどうしようか暫く迷ったりしましたが、一言お礼が言いたくてコメントさせていただきます。
    内閣府まで行かれたんですね、すごい行動力で敬服します。
    いままでブログを拝見しながらシフォンを注文して食べてみたいなぁ~と思いつつ、カミさんの許可がぁ?~と思ってしまい断念しておりますm(_ _ )m
    日々生活しながら社会にも貢献していくということは、とても大変なことだと思います。私も、てつさんのように行動しようと思いました。何か、私にもやれること考えていきます。
    復興支援に署名活動…、本当にありがとうございました。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    やっぱり ありがとうございました。って書きたくて。
    送るのかと 思った。あるいは 身近な議員に頼むのかと。
    実際に 行くなんて 思いもしなかったよ。その真摯さ 行動力 てつさん、ブログから受ける印象 そのままな人 なのね。
    だからこそ 暖簾に腕押し みたいな対応に 疲れちゃったのじゃないかしら と心配。

  4. SECRET: 0
    PASS:
    >陽気な妖キティさん
    そうですね。なんだろうなぁ。この手探り感というかなんというか。同じ日本語で会話しているはずなのにコミュニケーションが成立しない感じ。
    また方法考えないとですね。

  5. SECRET: 0
    PASS:
    >うさきちさん
    他に方法を知らなかっただけで。。。野田さんに渡すにわって。
    こちらこそ、うさきちさんのブログではイロンナ事を考えたり、見る視点を変えて見れたり。なるほどなぁって。
    この経験活かして次もやっていきたいと思います。

  6. SECRET: 0
    PASS:
    >leonsmamaさん
    送るって方法を思いつかなかったのと、議員さんに知合いいないし、署名して下さった方はイロンナ立場の方がいるからと思っただけなんです。
    でも、行ってよかった。あの空気はニュースやらなんやらで見てるだけではわからないですね。体験できてよかったです。
    疲れちゃったけど、また明日からはなにか考えないと!って。
    ありがとうございます。

  7. SECRET: 0
    PASS:
    てつさん、こちらでは初めまして(*^_^*)
    ツイッターでは、ちょっとだけ、
    お話しさせていただいているおどりです。
    今日は、お疲れさまでした。
    お一人で、内閣府までお出かけになり、
    みんなの署名を届けて下さって、
    ありがとうございました。
    お役所仕事だから、
    いろいろじれったいこともあるかと思いますが、
    てつさんが行動を起こされて、
    みんながそれに協力したことは、
    とっても素晴らしいことだと思います。
    なにもしないより、ずっと素晴らしい!
    とりあえず、今日は、
    お疲れだと想いますので、
    ゆっくりお休み下さい。
    また、何かご協力できたら嬉しいです!
    (それにしても、
    シフォンケーキを食べないなんて勿体ないね♪)

  8. SECRET: 0
    PASS:
    署名をさせていただいた者です。
    日本という国を良い国にしていきたいものですね。
    実際に行動を起こす事はたやすい事ではありません。
    でも諦めてはいけませんよね。
    本当にご苦労様でした。
    そしてありがとうございました。

  9. SECRET: 0
    PASS:
    涙が出てきました。
    署名を渡しに行っていただき、ありがとうございました。
    官僚の方すべてが悪いわけではないと思いますが、もう少し国民の意見を尊重して寄り添って、
    一緒に考えてくださる官僚がひとりでも多くなればいいと思います。

  10. SECRET: 0
    PASS:
    >おどりまゆみさん
    いつもいただくメッセージで勇気もらっています。ありがとうございました。おかげでまずはここまで。
    でも、やっぱり次を考えないとですよね。まだ実現していないもの。
    がんばりましょ~。
    (ホントもったいないのです。食べてくれる人がいてよかった。)

  11. SECRET: 0
    PASS:
    >櫛田 憲弘さん
    こちらこそ、署名していただいてありがとうございました。これからも現実のものにするためになにか考えて行きたいと思います。
    必ず!

  12. SECRET: 0
    PASS:
    >畳屋7404さん
    ずっとずっと応援していただいていたから折れずに続けられて、そして出すことが出来ました。
    わかったこともたくさん。
    次も考えますから!

  13. SECRET: 0
    PASS:
    ホントに考えさせられ、胸がぎゅうってしめつけられました・・
    自分たちの事。目をそむけちゃいけない事と思いました。しょーこ

  14. SECRET: 0
    PASS:
    >梅ちゃんさん
    なんだかこの一年は勉強になることばかりでした。
    気がついちゃったらなにかしなきゃ~。
    というかやりたいって思えるようになりました。

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